富山で馬の牧場はじめました

アラフォとアラフィフの中年夫婦が一念発起。東京のど真ん中から富山へ移住。馬の牧場をはじめました

ブログお引っ越しのお知らせ

いつもブログを読んでいただきありがとうございます。 はてなブログを始めたのが昨年の10月のこと。 人生で初めてのブログ。手探りの中とにかく継続することだけを考えて描いていくうちに、たくさんの方に読んでいただけるようになりました。 それが励みにも…

11月19日はビッグハートの日とさせていただいております

我が家のウマコは現在ビバ、シル、ハクの3頭ですが、フロンティアオープン時はビバ、シルのほか、ビッグハートという長老がいました。 彼はうちに来る以前は北海道の幼稚園で飼われており、その後育成牧場に預けられ、縁あって我が家に来ることになったので…

馬がしっぽを振る理由

馬がシッポを振るとき。 それはたいていはハエを払うとき。 だからシッポを編んだり短く切ったりなんてもってのほか。 ナチュラルに長くしていてくれないと、不快なハエを追い払えないのです。 (あ、でも競技とかで限られた時間オシャレするときにはもちろ…

思慮深い馬と後先考えない馬

フロンティアの朝の風景。 厩舎の掃除をしている間、ウマコたちは低い柵にロープで繋がれたまま各々自由に過ごしています。 といってもやることはないので、もっぱらウマコたちの興味の対象は柵の向こう側に生えている草。顔だけ柵の向こう側に突き出しても…

ハッピーハロウィン♬

今日はハロウィン。 フロンティアのある遊園地、ミラージュランドでも、コロナの影響でハロウィンイベントは開催されませんが、どうやら北陸のコスプレイヤーたちがひそかに集結するという噂を聞きました。 ということはウマコたちの出番も期待できるところ…

ハクちゃんのお仕事

ビバだけでは大変なので、乗馬用として我が家へ迎えたハクちゃんですが、 自分の仕事は「エサやり体験係」だと思い込んでいます。 なので、乗馬の仕事が入ると「え?」みたいな顔をしてイヤイヤお部屋を出るのです。 逆にエサやり体験のお客さんが来ると、誰…

のんびりハクちゃんが機敏になるとき

なにをするにもスロー、速いのはごはんを食べるときだけ。 そんなハクちゃんですが、2歳年下のビバをアニキと慕っています。 シルのようにケンカをうってくるわけでもないので、ビバもハクに対しては結構寛大で、2頭が一緒にいても比較的穏やかで平和な時…

夏毛と冬毛でまるで別馬

9月に入ると徐々に夏毛が抜けてきて、ウマコたちは冬支度を始めます。 そして、我が家のウマコたちは冬でも馬具は着せません。 なので冬はみな、モコモコ。 モフモフし放題なのです。 さて、我が家のシルは体高約110センチくらいのポニー。 小さいながら体…

アニメを観ていたら我が家の馬がたくさん登場していました

我が家へやって来る前、ハクには別の名前がついていました。 ただ、ジブリ映画「千と千尋の神隠し』に出てくる「ハク」が好きだったため、どうしてもその名を呼びたかったのです。 なので、心機一転「白力王(ハクリキオウ)」と名付けたのでした。 ちょっと…

たそがれビバ

親の欲目とはよく言いますが、我が家のビバは美しい。 北海道和種(昔で言う道産子ちゃん)のママとスペインのアンダルシアンのパパを持つハーフくん。 体の小ささはママ似で、ほかはすべてパパに似ているのです。 なので、その姿は小さな貴公子。 胸を張っ…

牧場はいろんな生き物であふれてる

幼い頃から虫は大の苦手っという世の女子の定説から外れない女子道を歩んできたわたしとしては、東京から富山へ移住するにあたり、日を追うごとに切実な問題になっていったのが虫問題でした。 東京では会ったことのない虫、見たことのない虫、図鑑で遠い昔に…

馬のフレーメンの意味

馬が上唇をまくり上げ、歯茎と歯をむき出しにするフレーメン。笑ってる顔にも例えられますが、臭覚が刺激された時、とくに牝馬のオシッコなど性的興奮を覚えると馬はよくフレーメンをします。 なので牝馬のフレーメンを見たことがあったかな?というくらいフ…

水桶の中にはなにが入ってるのでしょうか

ごくごくたま〜に、宝探しの感覚で飲み水を入れた水桶の中におやつを隠してあげることがあります。 ただのお水だと思ってゴクゴク飲んだと思いきや、「あーニンジンがあったー」と言わんばかりに目を見開きバシャバシャとお水を周囲に巻き散らかし、クチビル…

ハクちゃんの反乱

ビバとの関係ばかり気にしていたある日のこと。 営業中、真夏の炎天下から逃げるようにわたしはウマコたちの馬小屋の中へと避難したのでした。 そこはよしずが上に張られているためとても涼しく、人間にとっても避難場所となっていたのです。 その日はハクち…

馬の言葉を理解したい

人間がコミュニケーションを取るのに言語を使うように、馬同士も馬にしかわからない言語があります。 そしてその言語を解説した洋書があったので、翻訳本を入手してみました。 我が家のウマコたちは、「帰る」「仕事」「足」「ニンジン」「お利口さん」「可…

運動が苦手な馬もいる

ようやく秋らしくなり、乗馬日和が続いています。 ウマコたちも暑さから解放されて、元気に走り回っています。 ただ一頭をのぞいで。 軽快に野原を駆ける馬、競馬で勇猛な姿で疾走する馬、仲間とじゃれ合いながら走り回る馬……。 馬は走るのが好き、というの…

小さな馬だからつい甘やかしてしまうのです

我が家のシルは馬とは思えないほど人にベタベタとくっついてきます。 放牧中でもなんとなくそばにいたり、馬小屋にいるときにこちらが入ると、体の一部をわたしにペタリとひっつけてくるのです。 顔を寄せれば舐めてくる。どちらかというと大きなワンちゃん…

ハクちゃんのキメ顔

「キビキビ」とか「シャキシャキ」とか「グングン」とか、勢いを感じる言葉が一切似合わない我が家のハクちゃん。 そんなハクちゃんですが、ときどき首をシャンともたげ、キリリとした表情でこちらをジット見つめてくるときがあります。 あまりにも凝視して…

馬も睡魔に襲われる

「馬はどうやって寝るの?」 とよく聞かれますが、すでに寝てますよ、というくらいフロンティアのウマコたちはよく寝ます。 睡魔に襲わてから眠りにつくまでを観察してみると結構おもしろく、 目が半目になる ↓ 頭が垂れる ↓ 目が閉じる ↓ 口が半開きになる …

白馬あるあるでしょうか

よく馬は、馬種によって性格を分けられますが、性格なんて千差万別。 同じ日本人でもいろんな性格がいるように、馬も「道産子だからおとなしい」「サラブレッドだから気性が荒い」なんていっしょくたにすることはできません。 ただ、育つ環境が似がちなので…

馬はいつもあなたの行動が気になって仕方がない

今までイビキかいて寝ていたのに、気づいたらランランと目を輝かせて隣にいた。 ワンちゃんと暮らしたことのある人なら誰もが経験するこの現象は、馬もまた同じ。 ボーッとしていても下唇ダルダルにして寝ていても、地面にドカンと腰を下ろしてくつろいでい…

馬も人も順番は大事

頭数が多いと、それほど問題はないのでしょうが、フロンティアは現在3頭しかいないため、ご飯をもらう順番が非常に大事になってきます。 ビバは当然いちばんが好き。でも最後も自分でないとやきもちを焼きます。特別、が好きなのです。。ものすごく面倒くさ…

ビバとわたしの熾烈な戦い

フロンティアでは毎朝厩舎の掃除を終えたらウマコたちを牧場へ連れていき、牧場でしばらくのあいだ放牧をしてから営業を始めます。 その間、ボスとわたしは軽トラに積み込んだ営業アイテムを定位置に設置したりと営業準備を粛々と進めるのですが、この軽トラ…

人間の暑さ対策は田舎の働きマンに学べ

前回ウマコたちの暑さ対策についてお話ししましたが、人間も然り。 連日35度前後の猛暑のなか、牧場にいるのだから、暑さ対策をしないとへばってしまいます。 といってもフロンティアの対策としては テントを張る くらいでしょうか。 あとはひたすら水分補給…

猛暑の過ごし方

真夏以外の魚津、しか知らなかったため、富山の夏がこんなにも暑いとはまったくわからないまま夏を迎えたわたしたち。 結果、初年度から肺が焼けるかのような高温に悩まされた夏でした。 我が家のウマコたちはみな、北海道生まれ。ビッグ、シル、ビバにいた…

ハクちゃんにも、絶対に負けられない戦いがある

ビバよりも、二歳年上のお兄さん、なはずのハクちゃん。 なのに普段はビバのことを「アニキ」と慕い、アニキのマネをしアニキが食べていたもの、飲んでいたものを好んで欲し、「アニキ〜アニキ〜」と日々まとわりついているわけですが、 ただ、お昼ごはんだ…

馬は馬に怒るのかどうか、我が家の場合

現在フロンティアのウマコたちのヒエラルキーは ボス>ビバ>シル>ハク わたしは、というと不明なのであります。。。 威厳ある第二のボスになる必要があるのですが、「友達」と思われているフシがあります。 もしくはボスから身を護る「盾」。 ボスに怒られ…

馬の反抗期

お客さんにお愛想を振りまき、変顔をしては笑われている白力王ことハクちゃん7歳♂。 今では我が家の癒し系アイドルですが、2年前にフロンティアへやってきた頃は超反抗期でした。 前の家では自由気ままに仲間との放牧生活を満喫していたらしく、秩序を嫌い…

叱っても叱ってもいたずらをやめない理由はわたしの表情にあるかもしれません

怒りの沸点が高いわたしにとって、怒るという行為はとても苦手です。 本当に怒ったときは自分でも感情が抑えきれず言葉よりも先に涙が出てしまうどーしようもないタイプ。 だから、叱るなんて行為はもっと苦手で、相手を諭しながら道を正していくことが上手…

馬だって仕事をすれば対価が支払われるべきですが

下は2歳から上は92歳(今までの最高齢)まで安心して乗せられるビバですが、 何度も言う通りスキンシップが苦手です。 というか、どうも感情表現の方法を間違えているようで、目下リハビリ中。 なので、必然的にビバは乗馬のお仕事が多くなります。 それでな…