夏毛と冬毛でまるで別馬
9月に入ると徐々に夏毛が抜けてきて、ウマコたちは冬支度を始めます。
そして、我が家のウマコたちは冬でも馬具は着せません。
なので冬はみな、モコモコ。
モフモフし放題なのです。
さて、我が家のシルは体高約110センチくらいのポニー。
小さいながら体のバランスが非常によく、太陽の下、体は艷やかにきらめき、長いたてがみを揺らしながら走る姿は立派な馬。
本当に美しい姿だなあと見惚れてしまいます。
ただ、かっこよすぎて子どもたちからは敬遠されがちだったため、前髪をパッツンにして女の子らしさを引き出したのでした。
そんなシルちゃんですが、誰よりも換毛期が早く訪れます。
そして、10月にもなると別馬かと思うほど変貌するのです。
変貌したシルはとてもかわいらしく、長毛でくびれというくびれはなくなり、体はモフモフ。
その姿はまるでふかふかのヌイグルミ。
寝ている後ろ姿はジャージー牛。
あごひげがものすごく伸び、ヤギのよう。
わたしはよく、たてがみの中に手を入れて暖を取っています。