富山で馬の牧場はじめました

アラフォとアラフィフの中年夫婦が一念発起。東京のど真ん中から富山へ移住。馬の牧場をはじめました

ハクちゃんにも、絶対に負けられない戦いがある

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ビバよりも、二歳年上のお兄さん、なはずのハクちゃん。

なのに普段はビバのことを「アニキ」と慕い、アニキのマネをしアニキが食べていたもの、飲んでいたものを好んで欲し、「アニキ〜アニキ〜」と日々まとわりついているわけですが、

ただ、お昼ごはんだけは必死に死守します。

 

ここでひとつ、我が家のウマコたちの食べ方のクセをご紹介します。

 

 

ビバ

ヘイキューブ→超早い

土から生えている生草→きれいに端から食べる

生草→まあまあ早い

乾燥草→結構スロー

ここにフルーツなど好物が入ると、好物は後回しに。

 

ハク

ヘイキューブ→ちょっと遅い

土から生えている生草→噛み切るのが下手くそで遅い

生草→カレーは飲み物です、と言わんばかりの高速

乾燥草→きっとこのあとさらに美味しいものが出てくると期待しながらゆっくり食べる

ここにフルーツなど好物が入ると、好物から食べる。

 

シル

ヘイキューブ→とにかく遅い。最終的にはイヤイア惰性で食べている

土から生えている生草→ムラムラに食べ進める。飽きるのが早く「ケフッ」と言いながら佇んでいる

生草→黙々と食べ進めるけど、乾燥草と混ぜて食べさせると乾燥草を拾って先に食べている

乾燥草→結構好き

ここにフルーツなど好物が入ると、好物はあとまで残している。

 

とまあこんな感じなのですが、総体的に言えば、皆一様に食べることはもちろん好き。

 

ハクちゃんも例に漏れず、むしろ誰よりも食べることが好きで食いしん坊なのです。

 

そんなハクちゃんは、我が家へ着た頃は、牧場で飼い葉を食べていると、先に食べ終わったビバに柵越しに桶を狙われていました。

そのたびにハクちゃんは悲鳴を上げ、ときには「アングッ」と噛みつかれ、残り僅かなご飯を奪われていたのですが、いつからでしょうか。

食べ終わったビバが柵から身を乗り出してハクちゃんの飼い葉を狙いだした途端、自らの桶を鼻でのけてビバの魔の口から遠ざけるようになったのです。

 

頑固なのに気が弱く、嫌なことをきちんとイヤ、と言えない。

人間に例えるとそんな感じのハクちゃんですが、

我が家へ来てからのこの二年間で、「絶対に負けられない戦いがある」ということを学び、見事に大好きなお昼ご飯を死守することに成功したのでした。

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