富山で馬の牧場はじめました

アラフォとアラフィフの中年夫婦が一念発起。東京のど真ん中から富山へ移住。馬の牧場をはじめました

ビバとわたしの熾烈な戦い

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フロンティアでは毎朝厩舎の掃除を終えたらウマコたちを牧場へ連れていき、牧場でしばらくのあいだ放牧をしてから営業を始めます。

その間、ボスとわたしは軽トラに積み込んだ営業アイテムを定位置に設置したりと営業準備を粛々と進めるのですが、この軽トラの中にはお昼の飼い葉も入っています。

我が家のご飯はたいてい、朝晩が牧草。お昼がヘイキューブ。1時と2時と3時になんとなくおやつがあるのが恒例。

なので、軽トラに積んであるのは3つの桶にふやかされたヘイキューブになります。

 

柵越しに取りやすいように、軽トラの柵側に桶を寄せているのですが、ボスが牧場にいる間は、ウマコたちはいっさい軽トラには近づきません。

 

が、ボスが牧場の外へ出ると、ずーっと監視していたかのように音もなくビバが近づいてくるのです。

 

 彼らはいつもこちらの動向を見ています。

正確に言うと、音と気配で感じています。

そして、どんな小さなチャンスも見逃さず、さり気なく(つもり)成功するための行動を起こすのです。

 

ボスが牧場を離れることが予測されるので、はなから柵から遠ざけて桶を置けばいいものの、ズボラなわたし(軽トラ担当)は手前に置いてしまい、ビバの視線に気づいたときには時すでに遅し。。。

狙いを定めてからのスピードは肉食動物か、と思うほど素早く、ジェット機のような速さでビバが走り出し、わたしとビバの攻防戦が始まるのです。

 

そして、今のところ、連戦連敗。

 

桶に顔を突っ込みむさぼり食うビバはテコでも動かず、大型動物の力というものを見せつけられるのです。

 

ちなみに普段は力で抵抗することはないことを考えると、彼らなりに本気で戦う場面を考えているのだなと妙に感心さえしてしまいます(感心してる場合じゃないけど)。

 

とにかく熾烈な争いが続いていましたが、最近はようやく軽トラの位置をずらすという知恵が働くようになり、クエッションマークでいっぱいのビバを見ながらほくそ笑んでいるアホな人間を今日も演じています。

 

 

 

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