富山で馬の牧場はじめました

アラフォとアラフィフの中年夫婦が一念発起。東京のど真ん中から富山へ移住。馬の牧場をはじめました

ハクちゃんの反乱

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ビバとの関係ばかり気にしていたある日のこと。

営業中、真夏の炎天下から逃げるようにわたしはウマコたちの馬小屋の中へと避難したのでした。

そこはよしずが上に張られているためとても涼しく、人間にとっても避難場所となっていたのです。

その日はハクちゃんの小屋へお邪魔してスマホをいじっていました。

隣の小屋ではビバがうつらうつらと居眠りをし、シルは日向で寝転がりなんとものどかな平日の午後でした。

 

と思ったら突然背後からハクに小突かれたのです。

おそらく顔をいったん下に下げ、えいやっと鼻筋でわたしの背中を押したのでしょう。

よろけたわたしはその勢いのままビバの顔面に突っ込んでしまい、驚いたビバと超至近距離で見つめ合う羽目になったのでした。

 

幸いビバは、一瞬驚いたもののすぐに力を抜いてくれましたが、ハクの方を見ると「知らねぇし」といわんばかりの表情で顔をそむけているではないですか。

 

今年に入り、ビバとの関係性ばかり気にしていたわたしは、ハクのことをただ可愛がり、おそらくだらけた関係性になってしまっていたのでしょう。

遊びで小突いたのではなく、先の行為は自分のパーソナルスペースからわたしを排除するための行為ではないかと思い、以来ハクとの関係性の見直しをはかることにしました。

 

その方法は単純で、きちんと乗ることです。

愛情は今まで通り注ぐいっぽう、ボスに任せておさぼり気味だったハクへの騎乗を定期的に再開することにしました。

わたしは馬にも人にも上手に怒ることができません。なので、背中を通してメリハリのある関係性を築き直すのが最善だと思ったのです。

この方法があっているのか間違っているのかはわかりませんが、目下ハクちゃんにあーだこーだ話しかけながらの乗馬でリハビリしています(わたしのリハビリでもある)。

 

 

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