人間の暑さ対策は田舎の働きマンに学べ
前回ウマコたちの暑さ対策についてお話ししましたが、人間も然り。
連日35度前後の猛暑のなか、牧場にいるのだから、暑さ対策をしないとへばってしまいます。
といってもフロンティアの対策としては
テントを張る
くらいでしょうか。
あとはひたすら水分補給。
ただ、4年もたつと、服装でなんとか凌ぐ術も覚えました。
そのヒントとなったのが、地元の方たちの格好でした。
東京で生活をしていた時は、ときおり旅行などで地方を訪れた際、地元の農家さんが「長袖を着て」「首にタオルを巻いている」のをみて暑そうだなぁ、と思っていました。
でも、これには訳があったんですね。
炎天下の下仕事をする時は、できるだけ肌の露出を控えた方が日に焼けて体が火照らない、のです。
さらに首に巻いたタオルは濡らしてパタパタすれば、あっという間に冷感タオルに様変わり。
去年から長袖と首巻きタオルは実行していますが、体が楽!
万年日に焼けて体がだるい、ということもなくなり、さらにすぐ熱中症気味になっていたのもなくなりました。
ただひとつ、わからないことがあったんです。
それは、キャップを深く被らずに、頭の上に乗せているだけのおじさん、でした。
この意味がどうしてもわからなったのですが、はい。判明しました。
めちゃくちゃ涼しくなるんです。
キャップをあげた途端、爽やかな風が頭を通り抜け、たまらない涼感が押し寄せてくるのです。
気づけば、長袖を着て首にタオルを巻き、頭の上にキャップを乗せた立派な田舎の働きマンの格好になっていました。
実は今年、さらに気づいたことがあります。
それは、耳が出てると暑くなる、ということ。
赤黒く変色した耳たぶが常に痛く、耳焼け防止にタオルを頭からかぶってみたら意外と涼しくなることが判明。
以来、今年はウエスタン乗馬の牧場にふさわしく、テンガロンハットに紫外線で目がダメージをくらい気味なのでサングラスをして仕事してます。