富山で馬の牧場はじめました

アラフォとアラフィフの中年夫婦が一念発起。東京のど真ん中から富山へ移住。馬の牧場をはじめました

いつかホースヘアで手作りキーホルダーを作りたいけど……

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モフモフだった冬毛も、いつの間にか抜け落ちて、抱き心地のいいヌイグルミから触り心地のいいウマコになりました。

馬の毛は、他の動物と同様に、冬毛と夏毛があります。

夏毛と比べると冬毛は3倍くらい長いのではないでしょうか。

そのため、冬のウマコたちはモコモコもっさり。

お顔の毛も伸びるので、全体的に体が一回り大きく見えます。

さらに、フロンティアのウマコたちは冬場は馬具は着せず、雪の日も吹雪の日も豪雪の日も、在るがまま。

なので、自らの毛を伸ばして寒い冬に耐えられる仕様に変化するのです。

 

そして春になり、GW頃になるまでに冬毛は抜け落ちて、夏仕様に生まれ変わります。

 

その時期、わたしの体は毛だらけになります。

黒いTシャツなんか着た日には、白毛のハクちゃんの分身がわんさかとわたしに群がり、とても人前には出られません。

くわえて今年はなぜか、外していないのにマスクの内側にも短い毛が入り込み、チクチクと不快な思いを多々しました。

 

でもなんでかな。

仕事を終えて自宅へ帰り、洗いたての部屋着に着替えたはずなのに、どこでくっついたのかウマコたちのなが〜いたてがみが服についているのを見つけると、とてつもない宝物を見つけた気持ちになるのです。

 

わたしたちの自宅は、馬小屋から徒歩3分程度。ミラージュランドのすぐ横という恵まれたところにあります。

それでも仕事を終えてウマコたちに夜のご飯をあげれば、人間だけの世界になります。

だから、自宅にいてウマコの気配を感じるはずがないのにあの子たちの毛を発見すると、すぐとなりにいるような、そんな気持ちになるんです。

 

そして、見つけたたてがみを捨てることができず、いつかまとめてホースヘアのキーホルダーを作ろうとためているのですが、いたずらに4年分のたてがみが増えていく一方。

お空にいるビッグにいたっては、神棚に置いたまま。

家に在るだけで満足、と自分で自分に言い聞かせているのでした。

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