富山で馬の牧場はじめました

アラフォとアラフィフの中年夫婦が一念発起。東京のど真ん中から富山へ移住。馬の牧場をはじめました

馬の知能レベルは人間の3歳児レベル

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犬や猫など、「賢い」と言われる動物の知能レベルは人間の3歳児レベル、だと言われています。

そして馬もまた、人間の3歳児レベルの知能を持っている、と言われています。

 

確かに自分の名前は理解しているし、毎日かける言葉はある程度わかっています。

たとえば、「こんにちは」「エサやり」「ニンジン」の言葉を聞けばエサやり体験のお客さんが来たな、と理解して一斉に入り口に熱い眼差しを注ぎます。

そして、「お仕事しよう」も理解しています。

そのほか「お水飲みに行こう」「家に帰ろう」「バイキング」「家にごはんがあるから」「待って」「おいで」「お利口さん」「可愛い」など数え切れないほどの言葉を理解しており、それらの言葉には、態度でもってこたえてもくれるのです。

さらに言葉を理解するのに重要だと思われるのが、体内時計です。

彼らの体内時計はかなり正確で、その感覚とわたしたち人間が話す言葉、態度、表情など総体的に捉えて人間がなにを言っているのかを理解しているのでしょう。

 

その最たるものがお昼ご飯かもしれません。

フロンティアでは定休日やお客さんがまったくいない日は頃合いを見計らって放牧をしています。

そして、11時30分頃お昼ご飯にするのですが、以前まではそれぞれつかまえてそれぞれの小屋に入れてからごはん、だったのですが、今はもう、「ごはんだよー」と呼びかければそれぞれ遠くから猛ダッシュして各々の小屋に入り、ごはんを待つようになりました。

それがたとえ、ひとつずつずれて小屋に入ってしまったとしても、シルから始まりハク、ビバの順番は変わることはありません。

最後のビバにいたっては、興奮しがちだしヤキモチ焼きだし、自分がいちばんじゃなくちゃ気が済まない子なはずなのに、出口の開いたままの小屋でひたすら順番を待ち続ける。

こちらを信用してくれているのかな、と思うと、ビバたちの健気さに今日も草刈りがんばろう、と思わずにはいられないのでした。

 

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