馬の催促
ついさっきまで、もりもりとご飯を食べていたはずなのに、空っぽになった途端、愕然とした表情を浮かべてこちらを見つめる。
そして、もっと欲しい
という催促から、やがて
もらってない
という、猛抗議に変わるのです。
食べるのが早いビバはとくにひどい。
空っぽになった自分の飼い葉桶と周囲を見比べながら、こちらが倒れてしまいそうなほどの圧を送ってきます。
それはまるで最初から自分だけもらっていなかったかのような勢いです。
ときには飼い葉桶を口に加えてブンブン振り回します。
一瞬、あれ、あげてなかったっけ?と、自分がひどいことをしているかのような錯覚さえ起こしてしまいそうになります。
これは小屋の中で食べているときの様子で、放牧中に各々牧草を置いた日には、まだ食べている途中のウマコのところへ行き、平然とした顔で盗み食いならず堂々と奪い取る。
もはや暴君です。
ここでも馬のヒエラルキーは絶大なる力を発揮します。
4頭揃っていたときは、狙われるのは決まってビッグでした。
気は強くても体は小さく食べるのも遅いビッグは格好の的。
ビバと真っ向からケンカすれば当然負けます。
なので諦めます。
そして、ビバが飽きた頃に戻って残りを食べるのです。
間違えてビバがシルのご飯を奪いに行ったときは、蹴り合い噛み合いの地獄絵図でした。
なので今は必ず各々小屋に入ってから、ご飯を食べさせるようにしていますし、毅然とした態度で圧にも負けず、おかわりをほんの少しだけ入れてあげるだけにとどめるようになりました(結局甘い)。
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