思い通りにいかないのも馬のおもしろさ
馬にとって顔面は急所です。
とくに眉間から鼻先にかけては触られるのをイヤがる馬は多いのではないでしょうか。
わたしがこれまで遊びに行っていた乗馬クラブでも、穏やかな馬でも顔を触ろうとするとそむける子も少なくありませんでした。
顔の正面をなでようとすると顔を逸らす理由のひとつには、草食動物に共通する目の位置が関係しているのではないでしょうか。
顔のサイドに目がついているため、真後ろ以外350度視野が届きますが、そのかわり正面を捉える視野はとても狭いのです。
そのため、正面から来られると、よく見ようと顔をそむけるのではないでしょうか。
ただ、可愛いと顔をなでたくなるんですよね。
馬でもワンコでも猫ちゃんでも……
なんでもかんでも可愛いと顔を触りたくなるんです。
これ、結構みなさん同じだと思うのですが、ほかのどこでもない、顔なんです。
だから、ぷいっと顔をそむけられるとはっきり言って、超傷つきます。
でも、それ以外は穏やかだし、ニンジンも唇で上手に食べるし、顔以外を触ってイヤがらないし、だからもう一度顔を触ろうと試みるのですが、やはりそむけられるんです。
しついこいわたしは、4〜5回トライして、諦めていました。
さて、我が家のウマコたちは、というと。
まずはビバ。彼は顔を触らせません。顔以外も触らせないので問題外。
これは後日ご紹介しますが、とにかく触られるのがイヤなんです。
そして、シーちゃん。彼女はフェザータッチでなでてあげればどこを触っても大丈夫。真正面でもうっとりとした表情を浮かべてなでられています。ただし、ガツガツいくと逃げます。
そしてそして、ハクちゃんは、彼はフェザータッチであろうとなかろうと、触られることに抵抗は感じていないようで、呼べば来る、グリグリなでられてもお鼻を広げながら「ごはんーごはんー」と叫んでいる(ように聞こえる)。
でも、なぜだか急に一切顔を触らせなくなるときがあるのです。
観察していると、たとえば2人で来ても、ひとりにはなでさせて、もうひとりにはなでさせない、ということもあるようです。
ただ、なでることができない人たちに共通点があるのかは未だ解明できず。
それに、とくにイヤがることをしているようにも見えないし、意地悪もしていないし、むしろハクのことを可愛いと褒めてくれる、なのにです!
見事に人の手を避けるその様は、まるでボクサー。
鍛え抜かれた動体視力にお客さんは一向になでることができず、苦笑しながら帰っていくのでした。
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