「こわい」は伝染する
小さな子供が泣き出すと、わけも分からずよその子も泣き始める。
これってよくありますよね。
嬉しいとかこわいとかの感情が連鎖するんです。
余計な情報が入っていないからこそ、感情移入してしまうのでしょうね。
馬に限らず動物にとってもこれは「あるある」なのではないでしょうか。
とくに草食動物はより危険を察知する必要があるので、周囲の変化に敏感なのかもしれません。
さて、我が家のウマコは、というと。
フロンティアは富山県魚津市のミラージュランドという遊園地の中にあるため、大きな音や声、巨大な遊具や突発的な物音(子供の叫び声や飛び立つ池の鳥の羽音など)も慣れっこです。
もっともうちに来た当初は大変でした。それでもすぐに「こわくない」ことを学習し、徐々に慣れていったのです。
ただ、シルは天性のビビリです。
未だに遊具が動いている横を通るときはビクビクするし、ときおり開かれる園内でのコンサートの爆音にひとり、あわあわしています。
それでもひとりでビビっているときはまだいいのです。
なだめたり声をかけたりしながら「大丈夫」ということを教えればいいのですが、放牧中になにかに驚いたりするとさあ大変。
どこにそんな力があるのかと思うほどの大暴走。後ろ足を蹴り上げながら、おならをしながら爆走します。
それもひとりで爆走していればまだいいのですが、一頭一頭に駆け寄りこわさを伝染していくんです。
その破壊力たるや相当なもの。
またたく間にすべてのウマコに「こわい」を連鎖させ、大運動会が始まります。
時間にして10分ほどでしょうか。
さんざん暴走したと思ったら、何事もなかったかのようにケロッとした顔で各々草を食べ始めます。
そして牧場には無数のスライディングストップの足跡だけが残されるのでした。
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