欲望に忠実なのはもはや羨ましい限り

ウマコたちを見ていると思います。

「あれしたい」「これしたい」「これしたくない」「あれしたくない」

などの欲求をこれほど真っ直ぐに要求できたとしたら、社会的には生きにくいかもしれないけれども、ただ「生きる」上ではノンストレスだろうな、と。

フロンティアの牧場では、入り口入るとすぐにウマコたちのお部屋があり、そのほぼ真向かいでにんじんを切っています。

なので、

お客さんが入ってくる→にんじんを切る→ウマコたちの口ににんじんが入る

という流れが明確で、ウマコたちは常ににんじんを切るテーブルをガン見しているのです。

とくにビッグは敏感で、わたしとボスの行動を逐一観察しては先を読み、その先にある（はず）の快楽を求めて鳴き叫びます。

それは、手に入れるまで永遠と続き、やがて他のウマコたちにも伝染し、牧場は大騒ぎに。。。

今はもうお空にいるビッグですが、そのスピリットはもれなく他のウマコたちに受け継がれ、中でもハクちゃんは中にビッグが入っているではないかと思うくらい、自己の欲求に忠実でアピールの仕方も迷いがない。

遊園地中が揺れるような叫び声を上げて、お目当てのものを手に入れるまでめげずに自己アピールをし続けるのでした。

今年もようやくエサやり体験のお仕事が増え始め、ウマコたちの自己アピール合戦が日に日に増強しています。

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