大人の言葉は魔法の言葉
フロンティアには遊園地という場所柄、たくさんの小さな子どもが遊びに来ます。
ウマコたちとの接し方も、それ以前に牧場への導入もそれぞれ。
子供も親も迷いなく入ってくる場合もあれば、子どもだけ、親だけが張り切っている場合も多くあります。
後者の場合はいずれも複雑で、わたしはもっぱら入り口で行く末を見守っているだけなのですが、ときどき口を出したくなることも(実際口出しちゃいます)。
それは、子どもが張り切っていて親が消極的な場合です。
さまざまな大人の事情で子どもを牧場へ入らせたくない大人は、最初から最後までネガティブな発言しかしません。
怖い、危ない、できない、どうせやだって言う……
それらの言葉を投げかけられるたびに子どもの表情はみるみるうちに曇り空に。
キラキラした目でウマコを見ていたはずなのに、いつの間にか地面を見つめたまま誘導されるままに「怖い」とつぶやき牧場をあとにするのです。
それらの言葉を投げかける大人には二種類あり、単純に「今日はもう遊びは終わり」という事情から諦めさせるため、そしてもうひとつは、子ども本人の気持ちを無視した大人目線の感情の押しつけです。
前者はわたしが介入することではありません。家庭の事情ですから。
ただ後者はやはり、残念だな、と思ってしまうのです。
なので最近は無遠慮にも「大人の言葉は良いことも悪いことも魔法の言葉ですよ」と言わせてもらっています。
だって、せっかくポジティブな気持ちで張り切っていたのに、大人の言葉によってネガティブになった小さな背中を見たくないから。
小さな牧場ですが、わたしができる小さなことが、子どもたちのこれからに、ささやかでも影響があれば嬉しいな、と思う今日このごろです。
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