馬のヒエラルキーとグルーミング
仲がよい馬同士、お互いの皮膚を噛み合う、いわゆるグルーミングをします。
仲が悪いと決してグルーミングはしません。
フロンティアでは、ビッグとビーバーは犬猿の仲。
グルーミングどころか、顔を見ればケンカしています。
さて、ビーバーとシルは同じ生産牧場から我が家へ来たこともあり、また年も1歳違いと違いせいか、幼馴染のように普通に仲のいい二頭です。
なので、ひだまりの仲、しょっちゅうグルーミングをしています。
ただ、仲が良すぎるせいか、すぐにケンカが始まります。
ケンカの原因は、おそらく些細なことなのでしょう。
噛みどころが違う、とか、まだ続けたいのに勝手にやめた、とか、
たいていシルのワガママから始まるようです。
そして、そのケンカがえげつない。。。
お互いに一歩も引かないので、グルーミングからの噛み合い、噛み合いからの蹴り合い、最終的には牧場中大運動会。
巻き込まれた他の馬たちが逃げ惑う中、牧場中にスリップした痕跡を多数残しながらおよそ5分程修羅場が繰り広げられるのです。
フロンティアをオープンさせた当初、馬たちのヒエラルキーの頂点にはシルが君臨していました。
体高110cmほどのポニーで唯一の女の子。
牝馬(ひんば)はやや気性にムラっ気があり、扱いにくい場合があるといいますが、まさにシルがそう。
人間には従順で愛される子ですが、馬に対しては超がつくほど手厳しい。
まさに自分に甘く他人(馬)に厳しいタイプの女の子なのです。
なので、ちょっと気に食わないことがあれば、目標を定め、おしりをふりふりしながら後退して蹴りに行くのです。
見ていても、それはひどいなあ、という場面も多々あり、この先もシルが女帝として君臨するのかと危惧もしていました。
それが最近、少し様子が変わってきました。
1歳半だったビーバーが日に日に大きくなり、体高も140cm近くなり、顔つきも大人になり、体もがっちりと筋肉質になってきた頃から、どうやらヒエラルキーに変化があったようです。
ある日の戦いを境にビーバーがボスとなり、シルはNo.2に降格。
それ以来二頭でグルーミングをしなくなりました。。。
ということは、シルとビーバーは仲が良かった、のではなく、シルの命令でビーバーは渋々グルーミングをして差し上げていた、ということなのでしょうか。
今ではビーバーが近づくとスタコラサッサと逃げるシルちゃんなのでした。。。
ちなみにシルちゃんはときどきわたしにもグルーミングをしてこようとします。
でも痛いから全力で阻止しています。
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