勢いなくして移住はできない⁉41歳のあまりにもお気楽な決断
ふれあい牧場フロンティアの中村多美です。
移住してすぐに、わたしが心身ともにノックアウトされた原因。
それは分析するまでもなく、
あまり深く考えずに移住を決めたこと
にあります。
41歳アラフォーの決断にしては、ずいぶんとお気楽な決断でした。
そもそもわたしたちは
移住したい→生きる手段として牧場をはじめる
ではなく
牧場をはじめたい→だから移住する
だったので、
牧場を作る場所が決まった(=移住先が決まった)時点で気分はパーリーモードに。
移住という新しい人生の幕開けを、
久しぶりに味わう大胆な刺激として大いに楽しんでいたのです。
当然勢いにまかせてきたので、心も体も予行演習をしていない。
その結果、慣れない環境、初めての牧場の仕事、馬の世話……などなど
すべてが試練としてのしかかってきました。
でも、あの頃の自分に「よく考えなさい」と言いたいかと問われたら、
答えはNOです。
なぜなら、よく考えていたら、今の生活は確実になかったから。
魚津の自然、美味しいお魚、友人との出会い、
そしてウマコたちとの生活、牧場での交流……。
すべてが夢語りのまま現実となることなく終わっていたことでしょう。
勢いなくして移住はできない
人生たった一度きりならば、
やりたい!
と思ったときがタイミングなのだと思うのでありました。
そして、そんなお気楽な考えで移住と牧場運営を決めたわたしに
一番振り回されたのは夫だろうなぁ、と
3年目にして気づくのでした。