馬にも感情があります
子どもがモンスターだと思っていた時代はもはや過ぎ去り、同じ土俵に立って戦ってしまっているわたしです。
子どもにとって馬はどんな生き物なのでしょう。
幼稚園生くらいの子どもは「怖い」「怖くない」がとてもはっきりしています。
ちょうど「怖い」ってなにかを知る年齢ですから、当たり前ですね。
そして小学生になると女の子はとにかく優しい。
ウマコに対していたわりを見せてくれるのです。
お腹空いているかな、疲れていないかな……
ウマコからすると
「いたわるくらいならニンジンよこせー」
のようですが。
そして、問題なのが小学校中学年から高学年。
具体的にいうと、小学3年生から5年生の男の子です。
彼らは誰よりもウマコが気になります。
触れたくて仕方がないのです。
でも周りの目も気になるし、馬という大きな生き物がどういったものかわからないのでちょっぴり怖い気持ちもあり、それをごまかすためにおちゃらけます。
とくに友達と一緒だとおふざけはエスカレート。
その結果が、ウマコたちにとってはとまどいにつながるのです。
馬にも感情があります。
馬は優しいから大丈夫
おとなしいから大丈夫
そういう言葉をよく親御さんから聞きますが、馬は天使でも神様でもありません。
嫌なことをされれば怒るし、しつこくされればイライラします。
人間と同じなんです。
さらに草食動物だから、それを攻撃と受け取り、恐怖に感じるのです。
そして、プイッと手が届かないところへ行くことでイヤという気持ちを表しますが、馬が本気で怒ったら噛んだり蹴ったりもします。
だってそれがウマコたちができる気持ちの表現方法であり、自分の身を守るために時として戦いを選ぶのです。
だから、子どもがウマコに対して嫌がることをしていたら、即止めます。さらに嫌がることをしようものなら、ほぼ同じことをこどもにしちゃいます。
ツンツンしていたら脇腹つく。たてがみバサバサしていたら髪の毛を払ってみる。
親御さんからしたら、なにすんねん(怒)、だろうなぁと思いますが、同じことをすることでわかってくれたらいいな、という思いと、本当のところはじゃれてみたいという気持ちもあったりして。
でも、そうするとたいていの子どもはわかってくれるんです。
こうしてウマコだからとか人間だからとかワンコだからとかではなく、どんな生き物でも感情を持っている、という前提で接することができる子どもが増えてくれればいいな、とおこがましくも思うのでした。
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