馬は名前を呼ぶと来るのかどうか①
「こいつらはね、自分の名前を呼ばれてもわからないんですよ」
昔、とある馬のNPO団体代表が こう言っていました。
馬は自分の名前をわからないのか。
いいえ、馬は自分の名前をわかっています(と思います)。
名前という概念があるかどうかはわかりません(おそらくない)が、その響きが自分を指し示すということは認識しています。
その証拠に、ビバは「ビ」と言っただけでこちらを向きますし、ビバオ、ビバタなど違う名前になっても「ビ」から始まる言葉は自分のことだとわかっています。
そして、シーちゃんにいたっては「おシルこちゃん」と呼んでも振り向きます。
冒頭のNPO団体代表の言葉は、長年ずっとずっとひっかかっていましたが、我が家のウマコで検証を重ねた結果、今では自信を持って言い切れます。
馬は自分の名前をわかっている
と。
そして名前を呼べばこちらに来ます。
ただし、ワンちゃんが呼ぶたびに感極まる表情を浮かべてダッシュで来るのを連想すると裏切られます。だから期待していない分、名前を呼んでピトッとくっつかれると、小躍りするほど浮かれてしまうのです。
そして、
行かないと怒られる
から行くよりも
行くとなにかいいことがある
から行く
と学習させたほうが来る確率は高くなります。
だからフロンティアでもエサやり体験をする人たちには、「お馬さん」ではなく、ウマコたちそれぞれの名前を呼んでもらうようにしています。
それを繰り返すうちに、名前を呼ばれる→行くと美味しいものがもらえる、さらには「お利口さん」や「可愛い」という言葉が自分にとっていいことがある合図の言葉と認識するようになり、ぐんぐんみんな賢くなっていくのです。
たくさん名前を呼んでスキンシップしていい言葉を投げかけて……
あれ、人間と同じですね。
馬も人もちゃんと「個」を見てあげることが大切だということなんですね。
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